「どういうつもりだ」「法案を通すためのテコだ」国民新党で内紛勃発 亀井氏の新党構想に批判

産経新聞 2011年12月14日(水)17時58分配信

 国民新党の亀井静香代表が掲げる「新党構想」に対し、14日の党議員総会で公然と批判の声が上がった。亀井氏も批判した議員に怒鳴り返すなど衆参で計7人という小所帯で内紛が勃発した。

 出席者によれば、森田高総務政務官が「どういうつもりで新党だ、解党だと言っているのか。党を応援してくれている党員にどう説明するのか」と批判。亀井氏は「新党は法案を通すためのテコだ」と一蹴。

 さらに森田氏が8日の野田佳彦首相との党首会談について「詳しく説明してほしい」と求めたが、亀井氏は「全部言えるわけがないだろう。遊びじゃないんだ。俺を信じられないのなら勝手に(党を)離れろ!」とはねつけた。普段は30分程度で終わる総会がこの日は1時間以上も紛糾。森田氏が途中退席したことでようやく閉会した。