朝日新聞 2013/11/19
写真・図版 橋下市長と松井知事の支持率の変化
朝日新聞社と朝日放送(ABC)は16、17両日、大阪府民を対象に共同で電話による世論調査を実施した。大阪市の橋下徹市長の支持率は、2月の前回調査の61%から49%に低下、不支持率は25%から31%に上がった。実現をめざす「大阪都構想」については初めて反対が賛成を上回った。
橋下市長と大阪府の松井一郎知事がダブル選挙で初当選して27日で2年になるのを機に実施した。橋下市長の支持率が50%を割るのは初めて。知事時代は79〜54%だった。今回、全体の42%を占める無党派層では支持36%、不支持32%と割れた。
松井知事の支持率は44%(前回55%)、不支持率は30%(同26%)だった。
橋下氏が率いる大阪維新の会は、24区ある大阪市を5〜7の特別区に再編する大阪都構想を掲げている。質問文が一部異なるので単純比較はできないが、2010年以降、過去7回の調査ではいずれも賛成が上回り、前回は賛成48%、反対36%。今回は賛成32%、反対37%と反対が上回った。
橋下氏は国政政党「日本維新の会」の共同代表に就いているが、「大阪の政治課題に重点を置くべきだ」と答えた人は64%にのぼり、「国の政治課題に重点を置くべきだ」とする人の17%を引き離した。
日本維新の会の連携先としては、自民党27%、みんなの党5%、民主党4%、公明党3%の順だったが、「どの政党とも連携するべきではない」が44%で最も多かった。 6%)だった。