早々「不戦敗」は…自民、大阪市長選決定先送り 2014年2月5日

読売新聞 2014/02/05

自民党の石破、公明党の井上両幹事長は5日、都内のホテルで会談し、橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)が辞職することに伴う出直し市長選への対応について、世論や他党の動向などを見ながら最終判断する方針で一致した。

 石破氏は会談後、記者団に「仮に(与党系の候補者を)出さないとしても、なぜ出さないのか、市民に納得していただける対応をしないといけない」と述べた。

 自民党は最終的に「大義のない選挙」として橋下氏への対抗馬擁立を見送る方向だが、市長選は3月中旬以降になる見通しの中、党内に「早々に『不戦敗』を打ち出すと、批判を浴びかねない」(幹部)との声もあり、決定を先送りした格好だ。