読売新聞 2014/02/08
公明党大阪市議団の待場康生幹事長は7日、橋下市長が辞職表明の記者会見で同党を痛烈に 批判したことについて「我が党を罵倒した。1回吐かれた言葉はもう石に刻んだ」と非難した。
これに対し、橋下氏は「なぜ罵倒されたのか、原因を考えてほしい」と強い口調で反論。
双方の対立はエスカレートする一方だ。 それぞれ記者団に対して答えた。橋下氏はこれまで、公明党との間で、2012年衆院選での 選挙協力と引き換えに都構想実現の協力を取り付けたとする約束があったと主張。今月3日の 記者会見では、法定協議会で反対した同党の対応を「議席を得たら約束をほごにするのは 人の道に反する」と批判し、1日にも「宗教の前に人の道があるのではないか」と発言していた。
不快感をあらわにした待場幹事長は、橋下氏が法定協で公明党以外の各党を排除する方針を 示したことにも「維新と公明だけで協議を続ける気は更々ない」と反発。一方で、橋下氏は 「男と男の約束だった。公明党に裏切られたことは一生忘れない」と語った。