事件数万件を過少計上か、大阪 治安向上装う?

47ニュース【共同通信】2014/03/04

 大阪府警管内の警察署が2008〜12年の5年間で自転車盗など計数万件の事件を、認知したにもかかわらず犯罪統計に計上していなかった疑いがあることが4日、捜査関係者への取材で分かった。

 昨年、黒山署で自転車盗の認知件数が過少計上された疑惑を受け、府警が各警察署を調査し判明した。

 多くの署が事件の認知件数を引き下げることで、統計上、治安が向上したかのように装った疑いがある。大阪府では10〜12年、ひったくりや車上狙いといった街頭犯罪の件数が東京都を約2600〜1万2400件の僅差で下回り、それ以前の全国ワースト1を返上していた。

2014/03/04 12:41 【共同通信】