【2014年大阪市長選挙】橋下徹候補者 第一声(演説全文)

ざ選挙JOURNAL 2014/03/13

あのですね、もうほんとにこの政治の世界は、ほんとにね、わからない。
もう僕このね、もうズルズルズルズル引き伸ばされるような、もうこのわけのわからないようなのは嫌なんでね、もう大阪都構想ダメだったら、今回の選挙で、僕を落としてほしいんですよ。もうやめさせてほしい。もうこのまんま議会でね、ズルズルズルズル嫌がらせ。で、だいたいこの地方議会なんていうのは国会と違って殆ど皆さんにね、情報が伝わらないんです。議会で何やってるか全然わからないでしょ。で、僕は外から入って来てね、まあぁ?このね、嫌がらせというか、もうはっきりしないこのやり方、嫌なんで、今から、大阪都構想について少し説明をさせてもらいますが、もうこんな事やめろと言うんだったらスパッと僕を落としてくれて、違う候補者に入れてください。もうお願いします。もうやめさせてほしいんです。ただ、もう一回、通ったら、とにかく大阪都構想、もう、この設計図、作るところまでは作って、最後は、住民投票、そこまでなんとかもっていきますけどもね。まあ、他の自民党や民主党や共産党、公明党までが手組んじゃって、この大阪都構想の設計図づくり、ズルズルズルズル引き伸ばしですよ。議論したらいい議論したらいいって、10年も20年も議論しててどうするんですか。もう1年や2年で大阪は勝負しなきゃいけない。ここがホントにね、分かれ目のところなのに、もうチンタラチンタラ議会はね、もう税金で飯食えるもんだから、10年も20年も議論しよう議論しようとやってる。彼らはね、大阪都構想反対ってね、皆さんの前では言わないんです。ずるいんですよ。だって大阪都構想反対って言ったら、今回の選挙で対立候補をたてなきゃいけない。自民党も民主党も共産党も、大阪都構想反対だ反対だって言っておきながら、これ、候補者たてないじゃないですか。議会で何を言ってるか。議会では反対だ反対だって言ってるんですよ。
で、今回の、この僕の大阪都構想の設計図、もう8割くらいまで出来ましたけれども、残り2割、作らせてくれないんです。10年も20年も、無期限で議論しようというんです。期限を決めるな、なんて言うんです。皆さんの会社で、期限を決めない仕事なんてやったら、上司からもう人事評価Dですよ、そんなの。無期限なんか言ったら。そんな事を平気でねえ、議会はやろうとしてるから、もう僕のこの大阪都構想、これかれこれ5年やり続けて。大阪維新の会を立ち上げ、日本維新の会を立ち上げ、まあいろんな事も散々批判を受けながらここまで来ましたけどもね、も、やめろって言うんだったら、今回の選挙でどうか落としてください、お願いします。今から大阪都構想について、もう演説しません。これからあの?説明しますから。もうあの?飽きたら、ホントに皆さん、お忙しいでしょうから、僕にお気遣いなく。あの?目的地に行っていただきたいんですけど。

(大きな説明図版をスタッフがあげるのを見て)後ろ、後ろ大丈夫ですか?あれ?あ、同じものがいってるんですか。差し棒、後ろ、あるんですね。(説明に)行きま〜す。大阪都構想。かれこれ4年、議論してるんですよ。もっと議論しろもっと議論しろって、あの新聞とテレビ、なんですかあれ。毎回毎回記者入れてね、テレビカメラ入れて、かれこれ27回の議論、一回2時間も3時間もやってるんですよ。いまから説明するような事はぜ〜んぶ、
オープンでやってるのに、全く、有権者の皆さんに伝わっておりません。大阪都構想は、これ(図を指す)、これにまとめるために4年くらいかかってるんです。資料にして1千ページ。(説明に)行きます!今の大阪市役所のままでいけば、今の大阪市役所のままでいけば、後ろの皆さん、この赤いところ、この、赤いまんまなんです、今の大阪市役所のまんまいけば。ところが、大阪都構想というものをやると、摩訶不思議ですけれどもね、緑になっちゃうっていうんですよね、この緑に。緑に。それで、今の市役所のまんまだと、20年たっても、ずっと赤字なのに、大阪都構想やれば、こっち側の方にもよろしいですかね?
緑になってですね、お兄さんがたが20年後、お兄さんがたが20年後、ぜーんぶ赤字は消えて、赤字は消えてですよ、黄色のお金の部分が残るって言うんです。これが大阪都構想なんですよ。ほんとですか?って皆さん、思うでしょ。 そうです。そんな馬鹿みたいな不思議な手品みたいな話があるもんかと。これを僕ら、ずっと議論してきたんです。なんで今の大阪市役所のままだと赤字のまんまで、大阪都構想なんて事をやれば緑になり、ぜ〜んぶ、この赤字が消えた上で、最低でも1300億円ものお金が残るか。それはね皆さん、今の市役所のまんまだと、赤字垂れ流しのまんまの、そんな市役所なんです。この市役所をね、一から作りなおそうというのが大阪都構想であって、少々の改革とかね、
そんなチンケな話じゃないんですよ。なんで大阪市役所、こんな、赤字ばっかりになってしまうのか。職員は優秀です。僕は市長やって良くわかりましたけどもね。ほんとに真面目、優秀。でも組織がもうダメ。組織の仕組みがもうダメなんです。なぜか。今の大阪市役所というものは、大正時代のね、大大阪(だいおおさか)の時代、あのまんまの市役所なんです。大正時代、皆さん、ご存知ですか。その時は、東京にもね、東京市があったんですよ。東は東京市、西は大阪市。そして大正時代、「東洋のマンチェスター」と言われた、この大阪市は東京市よりも人口が多くて、経済規模も東京よりも大阪のほうが上だったんですよ。そんな時代を引きづったまんまの大阪市役所、今の時代には合いません。そして、戦後。高度成長時代を迎え、日本はどんどんどんどん発展してきました。大阪にかぎらずね、どこの役所も、黙ってて、集まってくる税金がどんどんどんどん増えて来た時代。改革なんかいらなかったんです。どんどんどんどん金が入ってくるもんだから、役所はそれを使えば良かった。使うだけで良かったんです、高度成長時代は。その時を引きずっているのが、今の大阪市役所。かつての大大阪時代、まあ?日本でも一番の大都市といわれた大阪市の市役所。そして高度成長時代、黙ってても、税金がどんどんどんどん入ってくる大阪市役所。その意識のまんまでね、今の時代乗りきれると思いますか、無理ですよ!少子高齢化時代、これから集まってくる税金は増えません。しかしね、少子高齢化時代では使わなければいけないお金が沢山でてくる。入ってくるお金は少ないのに、出ていくお金が多くなってくる。そりゃ、赤字になりますって。ですからね、この大阪市役所、今の時代に合わせた市役所に作り直してしまう。普通政治家がね、行政改革とかいうでしょ。あんなのショボイショボイ。職員の数を減らすとか、給料を減らすとか、天下り団体を減らすとか、天下りを減らすとか、全部やりましたよ、僕、後で説明しますけど。しかしそんなんじゃ、おっつかないんです。本当は国もそうですよ。日本の国のね、霞ヶ関なんていうのも、そんな少々の行革なんかで赤字が消えるわけないんです。本当に今やらなきゃいけないのは、今の時代にふさわしい役所に一から作り直すという事なんです。こりゃ改革ではありません。まさにね、一からの国造りですよ。ま、それを大阪でやろうっちゅうのが、大阪都構想なんです。じゃ、どうするのか。

今の大阪の市役所の問題点いきます。大大阪時代、高度成長時代を引きずった上で、大阪市役所はとにかくデカすぎるんですよ、皆さん。巨大過ぎる。だから住民の皆さんは無関心。皆さんね、大阪市役所がどれだけ無駄使いしたか、もうすっかりお忘れでしょ。皆さん、大阪市民の皆さん、どれだけいらっしゃるかわかりませんけどもね。あの住之江区にね、WTCビル、1300億円のお金をね、一瞬に吹き飛ばした、あの話は皆さん、もうお忘れですか。この間僕ね、住之江区で、もう苦渋の決断ですよ。オスカービル、オスカービルなんてビル建ててね、破綻ですよ。弁償金、280億円です、280億円。皆さんの税金ですよ。280円じゃないんですよ、280億円。それだけじゃありません。これから4月にかけて、今度は弁天町の駅前にね、どでかいホテル建てたんですよ、大阪市役所、プールと。あれ、破綻しました。弁償金、700億円ですよ、700億円。これ、足してなんぼですか。1300億円、280億円、700億円。軽く2000億円超えてるじゃないですか。2000億円の、2000億円のお金があればね、大阪市民だけ、年金上乗せすることが出来ます。そんな金をね、一瞬にしてドブに捨ててしまったのが、この大阪市役所の組織、大阪市議会なんですよ。それだけじゃありませんよ。住之江区、茶碗をひっくり返したような変な建物建てたでしょ、「海の時空館」。あれ400億くらいでしょ、あれもパア!ワインミュージアム。皆さんの税金で、ロマネ・コンティやらなんやらね、飲んだ事もないような、そんなワインをバンバンバンバン集めて。え、あれでね、皆さんに見せるのかと思ったら、ワインは人に見せたら腐っちゃうって事でね、人に見えないところにワイン隠してるらしいんですよ。そんなもん廃止だ。あれも100億か200億でしょ。新大阪の駅前にはね、フィットネスが入ったビルを建てた、あれも破綻。すぐそこ、アメリカ村のね、あのど真ん中のところに、ビッグステップっていう商業施設を造りましたよ、あれも破綻。それから皆さん、お忘れでないでしょうね。浪速区、あっちのほうに、フェスティバルゲートなんて、ど真ん中に遊園地つくった。ちっちゃい遊園地、あれも破綻。ぜ?んぶ足すとね、1兆円近く。皆さんの税金、ドブに捨ててるんですよ。大阪市民の皆さんはね、やさしすぎる。だいたい自分の財布にはね、厳しいのに。50円安ければ、スーパーのチラシで50円安ければ、1時間かけても自転車に乗って買い物に行くのにね、大阪市役所の財布に、なんで皆さん、そこまで甘いんですか。甘すぎる。住民が怒らないから役所が緊張感がない。市議会議員も責任を取らない。皆さんの税金使いっぱなし。それはなぜか。大阪市役所がでかすぎるから、皆さんのチェックが及ばないんです。それが第一。

そして2つ目。皆さん、中学校のね、社会科で習ったと思いますが、都道府県と市町村、これはね、大きく役所、2つのグループに別れるんです。都道府県と市町村。都道府県というものは、東京都に大阪府、京都府、まあ、兵庫県、奈良県、この都道府県というものは皆さん、だいたい感覚でお分かりの通り、大きな仕事をするんです。港、空港、高速道路、鉄道、大規模開発。こういうものが都道府県。市町村というものは、医療、福祉、教育。医療、福祉、教育に集中するのが市町村なんですよ。ところが大阪市役所は、大大阪の時代を引きずって、両方の仕事をやってしまった。都道府県のような大きな仕事と、医療、福祉のような市町村の仕事、ダブルでやってしまったから、お金をどんどんどんどん使ってしまってるんです。

そして3つ目。大阪市役所は、市民のためだけに税金を使っておりません。市民の皆さんの税金で、大阪市以外の住民のためにもじゃぶじゃぶお金を使ってるんです。こんなの普通あり得ませんよ。例えば、箕面市。箕面市役所は箕面市民のためだけにお金を使う。八尾市役所は、八尾市民のためだけにお金を使う。東大阪市。東大阪市役所は東大阪市民のためだけにお金を使ってるんです、当たり前ですよ。市民の皆さんの税金を市民のために使う、当たり前じゃないですか。ところが大阪市役所は、かつての大大阪の意識から、市民の税金で、大阪市民以外のためにせっせせっせと税金を使ってる。その一つの例が、地下鉄ですよ、地下鉄。大阪市営地下鉄は、市民の税金だけで、あれ作ったんです。
ところが、利用者の7割は大阪市民以外ですよ。大阪市民以外が7割使ってるのに、なんで市民の税金だけで地下鉄ばんばかばんばか作っていったんですか。皆さんに全部しわよせがいってるんです。大阪市立大学、大学は立派ですよ、大学は立派。でも皆さん、年間100億円、大阪市民の税金だけが使われている。年間100億ですよ、年間。ところが、大阪市立大学の学生さん、大阪市民はたったの27%。73%は大阪市民以外ですよ。例えば、大阪市内の小中学校はぜーんぶ大阪市民の子どもたち。だから大阪市民の税金で小中学校やるのは当たり前。大学はどうなんですか。皆さんの税金で年間100億円使ってるのに73%は大阪市民以外なんですよ。大阪市立のね、綜合医療センター、これすごい病院。もう、日本の中でもすごい技術ありますよ。年間100億円市民の税金を使っておりますが、この患者のうち4割が大阪市民以外です。NHKのビルと一緒に建てた大阪城の横の歴史博物館、400億円皆さんの税金使いました。市民の税金400億円。ところが、歴史博物館の来館者、8割は大阪市民以外なんです。僕が言いたいのは、大阪市民だけで全部負担する必要なんかないんです!大阪府民全体で負担させたらいいじゃないですか。大学よろしい、地下鉄よろしい、病院よろしい、歴史博物館よろしいですよ。どんどん皆さん使ってるんですから。でも、大阪市民だけじゃなくて、大阪府民の皆さんがいっぱい使ってるんです。そしたら大阪府民全体で負担しあったらいいじゃないですか。こないだ天王寺動物園でね、もうびっくりしましたよ。天王寺動物園。子供料金無料なんです、子ども無料。それでね、局に確認したんですよ、君らねと。これ、大阪市民の子供だけが無料なんだろうなと。そしたら違うんです。八尾市民の子供も東大阪市民の子供も箕面市民も豊中市民の子供も全部無料にしてる。その無料にしてるお金は、全部大阪市民の税金で無料にしてるんです。ふざけんなと。大阪市民の子供を無料にするのはいいけれども、他の子供を無料にするのは許さんと。市長セコいですね?って言われましたけども、セコくて結構。他の市町村の子供は全部有料。これだけで6000万円のお金がきちんと税金節約出来るんです。結局ね、皆さん、大阪市民の皆さんは、知らず知らずのうちに、大阪市民以外の住民の人のためにもね、じゃかじゃかじゃかじゃかお金を使ってる。これはね、皆さんは市民でもあり府民でもあるんですから、市民税も払い府民税も払ってる。大阪府民税でやってもらったらいいんですよ、松井知事に、大阪府庁に。これが大阪都構想です。

大阪市役所が大きすぎる。医療、福祉、教育以外の仕事をやりすぎる。大阪市役所は大阪市民以外のためにも税金を使いすぎる。その結果、、、東京と大阪の比較表で…(ボードを出す)こういうことをずーっと議論してきたんです。今度はこちら、東京と大阪の比較表です、こちらの方にも見えるようにお願いします…青が大阪、緑が東京。1989年から2008年までの数字をずーっと計算しました。青が大阪です、そして緑が東京です。これ何かというと、一人当たり、住民一人当たり背負わされてる借金の比較です。見てください。今2008年、ちょっと前ですけど。今や大阪市民の皆さんは全国でも一番借金負わされてる住民なんです。東京と比べてみてください。東京都民が背負わされてる借金の3倍、皆さんは借金を背負っています。なぜか。都道府県のレベルでは、大阪府と東京都では、まぁだいたい大体似たり寄ったりの借金額。しかし、ここがすごいんです、大阪市役所の借金額見てください。ずば抜けてますよ。市町村は、市町村は、医療福祉の仕事、東京でいえばね、23区とおんなじなんです、23区と。ところが大阪市役所と区を比べてみてください。大阪市役所の借金がいかに大きいか。これは、大阪市役所が大きすぎて無駄遣いをどんどんやってる、医療、福祉、教育以外の仕事をやってる、大阪市民以外のためにも税金を使ってる、その結果これだけ借金額が増えて東京都民の3倍もの借金を負わされるようになった。ところが東京は、オリンピックは持ってくるし、東京の住民サービスすごいですよ、40年前から公立中学校給食です。医療費だってね、もう僕も今、医療費助成拡大しましたけれども、東京はもう10何年前から子供の医療費助成制度がありました。何が言いたいか。役所を作り替えなきゃいけないんですよ。

そして、この大阪市役所を、バカでかい大阪市役所を、5つの特別区役所に分ける。5つの特別区役所、皆さんのチェックが及びやすい。そしてこの特別区役所、医療、教育、福祉だけに集中させる。そしてこの特別区役所、自分の特別区民のためだけに税金を使わせる。このようにね、一から市役所を作り直すと、その結果(新しいボードを出す)、このような結果になるということなんです。今のまんまでいけば大阪市役所赤字のまんまだ。大阪都構想やれば、緑のように黒字の役所に生まれ変わって、赤字をぜーんぶ消した上で、黄色のお金が残るっていうんです。大都市大阪ですからね、税金は集まってくるんです。無駄遣いを減らせばね、お金はちゃんと貯まるんですよ。そしてこのように、貯まったお金をね、どう使うかは最後住民の皆さん決めてください。大阪都構想になってね、私たちの生活はどうなるの?私たちの生活はどのように良くなるの?そんなこと新聞やテレビのコメンテーターとかが、いい加減なことばっかり言ってますけど。政治の、我々の役割というのは、赤字だらけの役所を黒字にもってくる。ここまでが政治の役割です。そしてそのお金をどう使うかは、住民の皆さんと、選挙でそのとき選ばれた特別区長で、皆さん話し合って使い道決めてください。これが大阪都構想。そして新しい大阪はこうなります。(新しいボードを出して)大阪市連、今このような状態、一つが大阪市です。これを5つに、特別区役所を分けて置きます。特別区役所を5つに分けて置く。しかしね皆さん、相手方、自民党や民主党や共産党はこれで大阪市がバラバラになるっていいますけど、バラバラになんかなりません。たまたまこれ解りやすいように色つけてますけども、今だって24区あるんですよ。それを5つにまとめるというだけです。大阪市の24区は無駄が多い。ひとつの区に全部プール作ったりとか、とにかく無駄が多いから5つにまとめ直しましょうということなんです。それからね、この名前。まぁABCDEはね、もう喧嘩しないように東西南北中央にしようと思ってます。だってもしこれ、例えばEのとこ、(ボードを指しながら)ここEなんですけど、もしここ天王寺区なんてやったらね、浪速区が怒りますから。喧嘩になっちゃう。だからもうこれは東西南北中央。(ボードを指しながら)東、西、南、北、中央。大阪市はかつて東西南北の4区だったんですから、原点に還ります。そのかわり、東西南北中央区の下は、今の地名を全部残します。例えば、E、中央区。大阪都中央区天王寺勝山ナンチャラカンチャラ。住所、地名、全部残ります。それからね、地域がバラバラになるとかいってね、色々質問を受けました。共産党がいってるんです、嘘ばっかり。例えばこの住之江区にね、住んでる人がね、「いや?橋下さん、大阪都構想賛成なんだけれども、大阪都構想私は賛成なんだけれどもね、私の知人や親戚はみんな住吉区に住んでる。私がBで、親戚知人がDだとバラバラになるって言われたんですが」バラバラになんかなりません。大阪都構想、別にここに壁を作るわけでもなんでもありません。ここ北朝鮮と韓国ではないんですから。そんな38度線みたいにね、行き来が出来ないとかそんなことありません。単に大阪市役所、バカでかい役所を5つの特別区役所に分ける。市役所を作り直すだけの話なんです。

そして新しい区役所はこうなります。(新しいボードを出して)今、大阪市内の区役所はね、こっち…(ボードを指しながら)こっちなんです。選挙で選ばれてない区長のもとに、たったこの3つの課しかありません。こんなことでは皆さんに対するサービス何もできない。この、今のこの貧弱な区役所を、新しくこちらの特別区役所に作り直すっていうんです。この特別区長は選挙で選ばれた区長。そして、これだけの組織をもって、先ほど言いました、これから20年かけて黒字になっていく、そのお金の使い道を特別区役所で決めていくっていうんです。これが、新しい大阪の姿。そして大阪全体のことは、新しい大阪都長に任せる。地下鉄、まぁその色んな港、空港問題、大規模開発、大学、病院、こんなものはね、大阪府民全体で負担すればいいんですよ。大阪都にやってもらったらいいんです。大阪都知事にやってもらったらいいんです。ところが大阪市議会は、全部市議会でもっておきたい。市議会議員は自分の金で、自分の金を出してるわけじゃないのにね、大学も病院も地下鉄もぜーんぶ自分でもっておきたい。これはね、市議会議員の面子だけであって、市民にとっては百害あって一利なしですよ。全部市民に負担負わされるんですから。ということで、大阪市役所が大きすぎて、皆さんまったくチェックできていない、かつての大大阪時代のように大阪市民以外のためにも大阪市役所は税金使い過ぎ、そして医療、福祉、教育以外にも色んなビルを建てたり、港を造ったり遊園地造ったり、バカみたいな事業をやりすぎ。これを、この大阪市役所を今の時代に合わせて新しく5つの特別区役所に作り直して医療、福祉、教育に集中させる。特別区民のためだけに税金を集中させる。そのようなことをやれば、もう一度言います、最後、(ボードを変えて)このように、新しい大阪の姿、黒字に転換、そしてもう大阪市役所の赤字は、将来にわたって赤字はなくなり、この黄色のお金が皆さんの手元に残る、そのお金の使い道は皆さんに決めてもらうと、これが大阪都構想です。このまんまいけば、赤字のまんまですから。みなさんに対するサービス何もできません、むしろ増税になるかもわからない。もっといえば、住民サービスをもっと削らなきゃいけないかもわからない。黒字にしなきゃいけないんですよ。自民党、民主党、共産党、僕のこの大阪都構想について、対案はなにも示しておりません。大阪都構想に反対するばかり。この赤字をどうするのか何の策もないのが今の自民党、民主党、共産党です。そして、この緑の部分、ここには僕が手がけた改革、たくさん入っていますけども、この緑の部分の改革にも自民党、民主党、共産党、反対してるんです。改革にも反対、大阪都構想にも反対、今回の選挙にも対立候補を出さない、どうなってるんですか大阪の政党は。だから大阪はダメになったんです。政党なんだったらねぇ、堂々と僕の首を取りにきたらいいじゃないですか。政党交付金、何百億円もらってるんですか、自民党も民主党も共産党も。一緒くたになってね、一致団結すりゃあ、投票率が下がりゃあ、僕一人ぐらい簡単に落とせますよ。そんなこともやらない政党が、これまで大阪をダメにしてきたんですよ。大阪市民の皆さん、もうそろそろ本気で怒ってください。維新の会はねぇ、金のないところからここまでやってきましたよ。ここまでもう設計図は出来かかってるんです。残りの20%完成させたら僕は最後ねぇ、住民投票で皆さんに決めてもらいたい。僕はもうそれでね、皆さんが嫌と言えばね、もう大阪都構想諦めますよ。でもね、ここまで4年かけてここまでの話ができて、ここで引くわけにはいきません。で、議会から今、嫌がらせ受けてますから、もうこの話10年も僕はダラダラやるつもりありません。どうか、この話が嫌だというんだったら、僕を今回、もう市長から、市長から引きずりおろしてというか、違う市長に変えてください。よろしくお願いします。寒い中ありがとうございました。