大阪都構想:府議会の法定協 維新府議を5人から4人に 2014年4月21日

毎日新聞 2014/04/21

 大阪府議会の議会運営委員会理事会は21日、大阪都構想の制度設計をする法定協議会(委員20人)で委員を務める大阪維新の会府議を5人から4人に減らすことを確認した。維新を離れる府議が相次ぎ、法定協委員の会派ごとの割り振りを見直した。

 維新の減員分は、共産党か元維新の「無所属の会」から1人を選ぶことも確認した。だが、府議会の維新(50人)は近く、みんなの党(1人)と統一会派を組む予定で、これが実現すれば法定協の委員構成は「維新・みんな」で5人に戻る可能性がある。

 法定協は、府と大阪市の議員9人ずつと、知事、市長の計20人で構成。各議会で会派構成に応じて、委員数を割り振る慣例で、これまで維新は府議5人、市議3人だった。

 一方、橋下徹市長(維新代表)が出直し選で公約に掲げた「法定協の反対派メンバーの交代」は議題にはならなかった。【熊谷豪】