毎日新聞 2015年1月7日
大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長は7日、大阪都構想の是非を問う住民投票で、都構想への反対が過半数を占めた場合、市長の任期終了と同時に政治家を辞める考えを示した。市役所で報道陣の質問に答え「住民からノーを突き付けられたら、僕自身の感覚が狂っていたということ」と述べた。
住民投票は、設計図に相当する協定書議案が府・市両議会で可決されれば、5月17日に実施される見通し。橋下市長は「4年も5年もエネルギーを割いて大量の人員とお金も費やした中で、民意に反していたということであれば政治家としての能力がなかったということだ」と説明した。
一方、住民投票で賛成が過半数を占めた場合、大阪都(府)移行後の初代知事を目指すかを問われ「その時にいろいろ考える」と述べ、否定しなかった。【重石岳史】