柳本氏「私の発信力不足」=敗北の自民陣営−大阪ダブル選

時事ドットコム 2015年11月22日

 22日投開票された大阪ダブル選で、市長選に出馬して大阪維新の公認候補に敗れた自民党推薦の柳本顕氏は、午後8時半ごろ大阪市北区の事務所に姿を見せ、報道陣に「危機的な大阪の経済状況、政治の混迷を街頭で訴えたが、十分な理解をいただけなかった。私自身の発信力不足、力不足だった」と敗戦の弁を述べた。

 5月の住民投票で否決された「大阪都構想」が今回のダブル選の大きな争点となったことについては、「都構想に欺瞞(ぎまん)、危険性があることを発信しきれなかった」と肩を落とした。しかし、支持者ら数十人が待つ会場に場所を移すと、「欺瞞に満ちた政治状況とは戦っていかなければいけない」と今後への決意を語った。

 知事選に出馬して敗れた自民党推薦の栗原貴子氏も、自身の事務所で「私の力不足。有権者の判断ということで、重く受け止める」と関係者らに頭を下げた。 (2015/11/22-22:25)