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アベノミクスを考える
 第1章 アベノミクスとは (1)アベノミクスの三本の矢

アベノミクス(英語: Abenomics)とは、自由民主党の政治家・安倍晋三が第2次安倍内閣において掲げた一連の経済政策に対して与えられた通称です。

一連の政策とは、いわゆるアベノミクスの3本の矢といわれる「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」のことです。 そして、この3本の矢で一つのシナリオを構成しています。

すなわち、金融政策でおカネを供給し、財政政策で仕事(有効需要)を創り出して、景気を回復させる。そうすれば経済が成長軌道に乗る。そこで、その経済成長を支援する施策を実施する、というものです。

金融政策や財政政策が景気を刺激する、というのは、40数年前は経済学の常識のようなものでした。実際金融政策、財政政策の効果は確かにあることが実証されている、と言えると思います。バブル崩壊以前の日本経済においては、金融政策、財政政策ともに有効でした。

そんな難しい話はさておいて、おカネが増えれば景気が良くなる、仕事が増えれば景気が良くなる、というのは、普通の人の常識ということでしょう。

しかし、アベノミクスは従来の景気対策と違う部分があります。金融政策、財政政策、成長戦略それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

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