隠居、すなわち小生は、いわゆるノンポリで、正義を掲げるものは、右翼でも左翼でもどちらも敬遠するほうです。にもかかわらず、「天罰」に怒ったのは、冷静に考えて見ますと、今回は立候補しない、と言う態度であったのが、突然立候補にかわったことが背景にあったようです。
隠居は銀行から東京フロンティア協会(世界都市博実行委員会)に出向していたことがあります。鈴木都知事4期目のことです。長期政権-老人-イベント(世界都市博)という組み合わせは、石原氏(東京マラソン、オリンピック)とよく似ています。
鈴木都知事は、美濃部都政で悪化した東京都の財政を立て直した功労者です。それにもかかわらず、世界都市博には疑問符がつきました。都の職員から聞いたところでは、鈴木都知事に苦言を呈するものがいないと言う状態だったそうです。長期政権は必然的に腐敗すると言っても良いのでは、と思います。とすれば、以前より独裁的傾向、公私混同の傾向のある石原氏にあっては、当然の成り行きと言うべきでしょう。
事実、石原氏には、ほかにも、疑問に思われる政策(新銀行東京など)、公私混同もみられます。もうそろそろやめてもらわないと、都民に迷惑がかかる、と思っておりましたので、石原氏が都知事選に出馬しないという意向だと聞いて、喜んでおりました。
ところが、なんと土壇場の逆転劇、しかも、石原氏が後継者とみなしていた松沢氏を『二階に上げておいてはしごをはずす』ような形で立候補するとは!
「天罰」発言は、ガソリンのそばでマッチをするようなもので、隠居は爆発してしまったのでした。
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