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ご挨拶 平成23年5月

石原慎太郎都知事の「天罰発言」については、いまさら説明の必要はないと思われますが、念のため、略述します。

石原氏は、このたびの震災・津波について、天罰である、といいました。

この発言に対して、「被害にあった人たちには何の罪もない。それを天罰だというのはけしからん。」という怒りの声が挙がりました。

石原氏を弁護する人たちは、発言の文脈からその真意を読み取れ、と言っています。

確かに、前後の発言を丁寧に読み取れば、石原氏の真意は、「天が罰したのは被災者ではなく、我欲を持った日本国民である。この地震・津波を機に、我欲をすてて、みんなで協力して、この困難に立ち向かおう。」と言うことです。

文脈から判断すれば、そのとおりです。しかし、私には何かおかしいぞ、という気がしました。

どうやら、石原氏には、被災者のかたがた、命を失い、家族を失い、衣食住を家を失い、仕事を失ったひとたちのことに思いが及んでいないようです。被災者の皆さんには、具体的な救いの手が必要なのであって、日本人の我欲がどうのと言ったところで、何の役にも立ちません。石原氏は、高みの見物をしながら、評論しているようです。

このような人が、都知事としてふさわしい人なのでしょうか。

私は急いで、石原慎太郎氏について、インターネットで調べました。そして、やはり、彼は政治家にはふさわしくない人物であり、にもかかわらず、3期12年にわたって都知事であり続け、その結果として我々に害を及ぼそうとしている危険な人物であることを確信しました。

私は、石原氏を都知事の座から呼び戻すべきだと考えます。実際に呼び戻す=リコールすることは実現困難かもしれません。しかし、4年後には、別の人に都知事になってもらいたいし、それまでの間、石原氏の足をすこしでも引っ張り、出来るだけ仕事をさせたくないのです。

石原慎太郎については、さまざまな意見があるでしょう。

そして、もちろん、石原慎太郎の根強い支持者もいます。彼らは言います。

こういう様々な意見がある中で、彼は都知事を12年にわたってつとめたのです。正直なところ、私は、石原慎太郎なんて、たいしたことない、どうせ消え去るさ、と思っていたのですが、意外に手ごわい相手のようです。彼の言動を丁寧に分析し、彼の本質を明らかにし、彼がなぜ都知事にふさわしくないかを説明したいと思います。

ただ、私は、声高に正義を唱える者とはなりたくありません。正義を語る時には、少しばかりの恥ずかしさと笑いを伴っていなければなりません。「恥ずかしさ」のほうは、表現できるか自信はありませんが、「笑い」のほうは、皆様に提供できるものと思っております。

平成23年5月6日

角の隠居(カドノインキョ)

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