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石原慎太郎が問題の多い人物であることは、これまでの章で述べてきたとおりです。しかし、それにもかかわらず、彼の支持者は多く、とにかく、27年間国会議員に当選し続け、12年間都知事をつとめ、そして今回の都知事選にも勝って、4期目をつとめようとしています。
なぜなのでしょう。
都知事選挙と言うことだけに限って言えば、1期目の選挙(1999年)では対立候補は、鳩山邦夫、舛添要一、明石康、柿澤弘治らで、有力候補が多く票が割れたなかでの当選。
| 候補者名 | 所属党派 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
|---|---|---|---|---|
| 石原慎太郎 | 無所属 | 1,664,558 |
30.47% |
(支持)自民都連の一部、等 |
| 鳩山邦夫 | 無所属 | 851,130 |
15.58% |
(推薦)民主(支持)生活者ネット・改革クラブ |
| 舛添要一 | 無所属 | 836,104 |
15.30% |
(支持)自民都連の一部、等 |
| 明石康 | 無所属 | 690,308 |
12.63% |
(推薦)自民本部・公明 |
| 三上満 | 無所属 | >661,881 | 12.11% |
(推薦)共産 |
| 柿澤弘治 | 無所属 | 632,054 |
11.57% |
(支持)自民都連の一部、等3 |
| その他 | ・・・ | 127,731 |
2.34% |
・・・ |
2期目の選挙(2003年)の対立候補は樋口恵子、若林義春で、圧倒的勝利。「石原の圧勝が事前に予想されていたためか、珍しく候補者の少ない都知事選であった。」
| 候補者名 | 所属党派 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
|---|---|---|---|---|
| 石原慎太郎 | 無所属 | 3,087,190 |
70.21% |
(実質支援)自民・公明 |
| 樋口恵子 | 無所属 | 817,146 |
18.58% |
(支持)民主・社民・生活者ネット・みどりの会議 |
| 若林義春 | 日本共産党 | 364,007 |
8.28% |
(公認)共産 |
| その他 | ・・・ | 128,951 |
2.93% |
・・・ |
石原慎太郎3期目(2007年)の対立候補は浅野史郎、吉田万三、黒川紀章。浅野史郎は、有権者の33%を占める無党派層の票の取り込みが出来なかった、との、分析があります。
| 候補者名 | 所属党派 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
|---|---|---|---|---|
| 石原慎太郎 | 無所属 | 2,811,486 |
51.06% |
(実質支援)自民・公明 |
| 浅野史郎 | 無所属 | 1,693,323 |
30.75% |
(支援)民主・社民 |
| 吉田万三 | 無所属 | 629,549 |
11.43% |
(推薦)共産 |
| 黒川紀章 | 共生新党 | 159,126 |
2.89% |
(公認)共生新党 |
| その他 | ・・・ | 128,951 |
2.93% |
・・・ |
そして4期目は1期目と同様、有力な対立候補がいません。2位の東国原英夫に90万票以上の差をつけて勝利。ただし、2位東国原と3位渡邉の票を足すと石原慎太郎とほほ同数。それに4位の小池彰の票を足すと、ようやく石原慎太郎を上回ります。
| 候補者名 | 所属党派 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
|---|---|---|---|---|
| 石原慎太郎 | 無所属 | 2,615,120 |
43.40% |
(推薦)自民都連、公明 |
| 東国原英夫 | 無所属 | 1,690,669 |
28.06% |
なし |
| 渡邉美樹 | 無所属 | 1,013,132 |
16.81% |
(推薦)民主都連 |
| 小池晃 | 無所属 | 623,913 |
10.35% |
(推薦)共産 |
| その他 | ・・・ | 82,505 |
1.37% |
・・・ |
対立候補が割れたことのほかに、東日本大震災の影響でほとんど選挙戦らしきものもなく、注目されていなかった、そのため、「天罰発言」も争点にならなかった、というような要因も考えられます。それにしても、たいしたものです。
初当選のときの得票数166万票、得票率30%が最低で、このときは自民党系候補者が乱立、公明党は別候補(明石康)を支持していたのですから、彼の基礎票の数とでも言えるでしょう。これぐらいの数の、石原慎太郎の根強い支持者がいるのでしょう。
この事実は、反石原陣営も、無視出来ないでしょう。
(以上は、Wikipediaを参考にしました。)
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