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2015年大阪ダブル選 敗因分析

予想外の大差

2015年11月22日に同時に執行された府知事選と市長選…いわゆる大阪阪ダブル選… は、市長選は大阪維新の会公認の新人、吉村洋文元衆院議員と、自民党推薦の無所属新人、柳本顕元市議、知事選は大阪維新公認の現職、松井一郎、自民推薦の無所属新人、栗原貴子元府議のそれぞれ事実上の一騎打ちでした。

事前の世論調査では、大阪府知事選は松井氏有利、市長選は接戦と報じられていました。まあ、そんなところだろう、というのが小生のその時点での感想。というのは、府知事選では現職の松井氏が有利であるうえに、この選挙の争点が大阪都構想の是非ということなら、構想の実現は大阪府にとっては有利な話ですから、大阪府民は松井氏に投票する。市長選については、大阪都構想住民投票以降、構想を巡る議論に大きな進展があったとは思えないので、住民投票と同様の接戦になるだろう、ということでした。

結果はご承知の通り、大阪府では現職の松井知事、大阪市では吉村氏が当選し、いずれもおおさか維新の会の推薦した候補が当選しました。

勝敗だけに限って言えば、維新の候補者がそろって当選というのは小生の予想の範囲内だったのですが、予想外だったのは、得票数に大差がついたことです。

大阪府知事選は松井一郎氏が2,025,387票、栗原貴子氏が1,051,174票(こちら)、市長選は吉村洋文氏が596,045票、柳本顕406,595票でした。(こちらをご参照)

以上のような問題意識をもって、大阪ダブル選の敗因分析…小生はアンチ橋下、アンチ都構想、アンチ維新ですから敗因分析です…をしてみたいと思います。

なお、大阪ダブル選の敗因分析とタイトルをつけましたが、主として市長選の敗因分析をとりあげます。

というのは、前に述べたように、大阪府知事選は負けてもともと(栗原氏には失礼かもしれませんが)。そして、市長選に勝てば、大阪都構想は完全にとん挫する。少なくとも4年間は進まない。松井知事だけでは、大阪市の協力なしで大阪市だけで「は、都構想はすすめられない。ゆえに、市長選の勝ちは、アンチ橋下(都構想・維新)の勝ち…のはずだった…のです。

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