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3人の方に共通してとりあげているのは、「共産党との共闘」です。まずはこれを検討しましょう。
ただし、田原氏は共闘そのものが直接のマイナス要因になったとは言っていません。<自民党と共産党が共闘するということは、それぞれに政策がないということだ。要するに、「アンチ橋下」という目的しかない。>と言っているだけです。したがって、まずは残りのお二人について検討します。
吉富氏は<共産党が勝手連的に自民の候補を応援したことに、自民党の支持者が拒否反応を起こしたことである。…(中略)…その結果、約3割から4割の自民党支持者の票が維新に流れてしまったのだ。>と言っておられますが、これは違います。そもそも、「自民党支持者」の3割から4割が維新に投票するのです。大阪都構想住民投票でも、「自民党支持者」の4割が賛成に投票していました。(こちらをご参照)
大阪都構想の賛否を問うのと、市長選とでは違う、と思われるかもしれませんが、今度の市長選がとりあえず「大阪都構想」を争点としている限り…小生はこれがどうも怪しいとは思うのですが…自民党支持者の3割から4割が維新候補に投票しても不思議はないでしょう。
長谷川氏は<…大阪自民は大阪維新の攻勢に、ついに禁断の麻薬に手を出した。共産党である。ここで、私は「勝負ありだ」と感じた。>
柳本氏、栗原氏は無所属ではなく自民党公認で立候補すべきだった、という。
なぜ、この両候補は、共産党がはしゃぎながら
「自民推薦の候補を応援します!」
と言い始めたときにはっきりと言わなかったのだろうか。
「共産党と民主党の推薦はいりません!私は自民党です!」と。
しかし長谷川氏も現実を見誤っています。住民投票では、反対派が僅差の勝利でした。つまり、民主、共産、公明の支援があってはじめて維新と勝負できたのです。ゆえに柳本氏が<「共産党と民主党の推薦はいりません!私は自民党です!」>と言って、共産党の支持を失ったら、勝てるわけがないのです。
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