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まずは、柳本氏が立候補を決意する動機から見ていきましょう。3日連続の記事のうち真ん中(12月1日)の「揺るぎない決意」にそれが語られています。
騙しや脅しやまやかしで彩られるような市政、下品な言葉や誹謗中傷で個人や団体を攻撃する様な政治、府と本市だけに目を向け周辺自治体や関西圏域での大阪の役割、ましてや海外も含めての自治体外交に背を向ける大阪市からは脱却しなければならないという強い思いがあった。まっとうな大阪を、創り直さなければならない。
そして1日前(11月30日)「霞んだポスト都構想」のブログでは<現場の混乱やそれに伴う経済状況の悪化や教育の混乱を目の当たりにしていれば、「まっとうな大阪」という言葉から推察できる様に、少なくとも最悪な政治状況から脱却し、地に足着いた「まともな府政・市政」を求める流れは不思議ではない。>
ところが、<事前の世論調査などでも明確になっていた様に、橋下市政を評価するという人は6割前後の域まで達している。良くなっていると感じている人も少なくない。その方々に対しては、「まっとうな大阪」は響く言葉にはなり得なかったと言わなければならない。>
そして、<「ポスト都構想」を少なくとも明確に提示できなければ、現状で良いのではないかという意思表示になってしまう危機を重く受け止める必要があったのではないかと省みる。>
ゆえに「ポスト都構想」…都構想の対案、都構想に代わる大阪のあるべき姿が必要であった。しかし<その姿を明確に提示できなかった。>
この「ポスト都構想」とは橋下センセイのいう「都構想の対案」でしょう。そして、「その姿を明確に提示できなかった」という反省は、田原総一朗氏のいう<「アンチ橋下」を唱えただけでは、票を集められるわけがない。>という批判と同主旨のものでしょう。
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