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2015年大阪ダブル選 敗因分析

封印された?「都構想再挑戦」

柳本氏の12月2日のブログ「都構想復活〜情報発信力不足〜」を維新陣営の動きを確認しつつ読んでいきましょう。

冒頭、小生は「このブログは少々わかりにくい」と書きましたが、この12月2日のブログの前半部分がもっともわかりにくいのでは、と思います。とりわけ以下の部分。

痛恨の極みは「都構想」という言葉を、再び中身を確定せぬままに定着させてしまった事にある。

皆さんはお分かりになりますか?(答えはあとで)

前半部分はわからないなりにも、小生が注目したのはこの一節です。

維新側は寧ろ「再び都構想を」というフレーズを封印していた印象がある。

そんなバカな、「都構想復活」がダブル選の争点だったじゃないか、それなのになぜ?

都構想が争点であったという事実を示す客観的なデータもあるのです。

このグラフは時事通信の出口調査の結果です。(記事は 前出)

都構想賛成の人が吉村氏に、反対の人が柳本氏に投票しています。これだけ見れば、大阪都構想は争点だったと言わざるを得ないでしょう。

ところが、小生も「都構想」は今回の選挙の争点でないような印象だったのです。

また、このホームページの冒頭で小生は、市長選は都構想が争点だから、住民投票と同様僅差の勝負になると予想していて、これは見事に外れた、と書きました。そして、もし都構想が選挙の争点でなかったのなら、小生の予想が外れて当然なのです。

一方で、こんな新聞記事もあるのです。

大阪ダブル選 住民投票とねじれ 現状打破、維新に託す 関心失い棄権も<
毎日新聞 2015年11月23日 大阪朝刊

この記事のおしまいのほうに<反発も予想される都構想再挑戦について、口をつぐむ候補者2人の主張を代弁したのも橋下氏だ。>とあります。維新陣営は正面から都構想再挑戦を訴えてはいなかったらしい。少なくとも、この新聞記者はそう見ているのです。

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