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橋下センセイは大阪から出ていきました。おそらく大阪に戻ってくることはないでしょう。本人が「これ以上無理」と言っています。野党が多数を占める議会を相手にしつつ市政(または)を運営するのは困難です。
大阪都構想の復活もないでしょう。大阪都構想の胡散臭さは、時がたつにつれ、浸透してきていると思います。橋下維新としても否決された協定書をもう一度出すわけにもいかないですが、手直しをしたところで通用しないでしょう。だからこそ「大阪を副首都に」というスローガンを掲げたのだと思います。これも一種の「論点ずらし」なのですが。
橋下センセイの支持率は、大阪府知事時代には80%だったそうです。いまはおそらくせいぜい60%ぐらいではないでしょうか。時間がたてばたつほど、実体とはかけ離れた「イメージは壊れていきます。支持率は着実に低下しています。もし、橋下センセイが今回のダブル選で立候補していたら、ことによったら落選したかもしれません。
というのは、橋下センセイが立候補すれば、当然橋下センセイの人物が争点になるわけで、そうなると、橋下センセイが世間にその実像を広く知られてしまうことになるでしょう。橋下センセイはそのあたりを読んで市長をやめたのだと思います。
橋下センセイが大阪を去り、大阪都構想の復活もなければ、小生の書いたこの文章も役に立たないか…。
橋下センセイは、いまのところ(2016年4月現在)大金稼ぎの評論家兼タレントとしてお忙しいようです。これでセンセイが稼いでいるうちは、政界へ復帰することはないでしょうが、ブームが去れば、政界復帰、国政進出もありかもしれません。
橋下センセイが大阪でウケたのは、大阪の閉塞状況が人々の念頭にあり、なんとかせにゃならん、と人々が思っていたからです。そういう社会状況がなければ、橋下センセイの活躍はあり得ないでしょう。
いまの日本全体の状況も、閉塞状態と言っていいと思います。これに対して政治が「ポストアベノミクス」を提示できないとなると、橋下センセイの国政進出が現実のものとなるか。
そのときに、この文章がいくらかは参考になるかもしれません。
そういう観点から、つまり大阪という地域を離れて、一般的に橋下センセイとたたかうにはどうしたらいいか、ということを考えてみたいと思います。
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