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2015年大阪ダブル選 敗因分析

強い橋下センセイ対抗するにはどうすればいいか

ではどうすれ橋下センセイに対抗しうるか、というと妙案はありません。

一方において、橋下センセイの発信する「イメージ」を否定していくと同時に、あるべき社会の未来像を創り出し、それを人々に発信していくしかないでしょう。

どちらも困難な作業です。

日本の未来像を創ることは橋下センセイが居ようが居まいがやるべきことですので、ここでは省略します。

橋下センセイのイメージを否定するためにどうすればいいか。

残念ながら、うまい方策はありません。地道に手間暇をかけるしかないのでしょう。

選挙戦を想定した場合の方法論みたいなものはあります。

手順

  1. 橋下センセイの言うことをきちんと分析する。
  2. そのうえで、それを人々にわかりやすい言葉にして、ブログなど(雑誌、マスコミなどであればなおよい)で発信する
  3. さらに、選挙用の「スローガン」にまで凝縮する。
  4. 選挙戦の段階では、「スローガン」を連呼するしかないでしょうが、それを説明する文書はビラなどの形で用意する。
  5. 選挙戦が始まるときには、何をどう発信するかはあらかじめ準備されている。
  6. 欲を言えば、相手が何を発信するかを予想して、それに対する対応を考えておく。いわゆる「想定問答」を用意しておく。
  7. さらに欲を言えば、相手が何を発信するかを注視していて、即それに反論する。(争点ずらしへの対応)

組織作り

  1. 選挙戦の時だけチームを作るのではなく、橋下センセイのイメージの分析、何をどう発信すべきか、ということを考える段階から組織で対応する
    小生は上記の「手順」で言ったような作業をすべて一人でやっていたのですが、大変な労力を要します。その結果、やることが後手後手に回っていたような気がします。要するにホームページを作成するのは、事件が一応決着したあとになってしまいました。大阪都構想に関する記事が完成したのは、住民投票が終わったあと。ダブル選に関しては現在執筆中(笑)。
    単に体力を要するというだけでなく、個人では能力の限界があります。3人寄れば文殊の知恵ではないですが、知恵を出し合って作業するほうが、効率がいいような気がします。
  2. 共闘の範囲および方法については、その時その場で決めるしかないでしょう。
    ただ、「橋下維新反対」…橋下個人、あるいは維新への攻撃にならないように気を付ける、ということだけは、徹底する。
  3. 「味方」を切り捨てることも辞さない。
    たとえば「橋下維新反対」をする人、団体は共闘から外す。というとちょっと大げさかな、と思いますが、このことは、それぐらい重要だと思います。その主旨は共闘する人々に徹底すべきでしょう。
    たとえば菅義偉のような人は切り捨てる。この人は大阪都構想住民投票の際には大阪のオール野党が共闘したことに「全く理解できない」と発言しています。当然でしょう。この人は、橋下維新を自分の味方だと思っているからです。そういう人とは共闘できませんね。

このように書くと、たかが橋下センセイ一人に対して、チームを結成して当たるとはずいぶん大げさだな、と小生も思います。しかし、それぐらいのことをやらなければ橋下センセイには対抗できないでしょう。

橋下センセイの言うことは一見もっともらしく聞こえ、それをきちんと否定するのは手間がかかります。もたもたしているうちに、橋下センセイは次の問題に移っている。間髪をいれずに否定するためには、チームのほうが良いと思います。

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