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2015年大阪ダブル選 敗因分析

はたして共闘だったのか

ところで、突然今までの議論をひっくり返しますが、自民党と共産党は共闘していたのでしょうか。

柳本氏は当初<住民投票で共闘した公明党や共産党、民主党など非維新勢力を結集したい考え。>だったようです( 産経WEST 2016年9月19日)。ところが大阪府連会長がそれをひっくり返したということのようです。

12月9日の 産経新聞が大阪ダブル選関連の記者座談会を掲載しています。それによると

 C 「自民側は当初、公明、共産、民主の各党と連携し、住民投票の再現を狙っていた。それが、選挙戦直前に衆院議員の竹本直一さんから中山泰秀さんに府連会長が交代し、『自公で選挙を戦う。ほかの党には応援は頼まない』との姿勢を強く打ち出した。この方針が、非維新の連携にほころびが出始めたきっかけだと、自民内部からも指摘が出ている」

つまり、自民党としては、共闘はしていない。

柳本氏自身も結局は共闘とは考えていなかったようです。

自民惨敗、共闘がアダに…柳本氏「決して共産と共闘したわけではないが…」野合批判払拭できず
産経WEST 2015年11月22日

(柳本氏は)共産党や民主党の自主支援を受けたことが「野合、談合」と批判されたことについては、「決して共闘したわけではないが、(批判を)払拭できなかった」と語った。

自民党共産党は共闘していたのではなく、同じ敵に対してばらばらに戦っていたにすぎないのではないでしょうか。共闘には共通の敵は絶対必要ですが、それだけでは十分ではない、統一された作戦があって、はじめて共闘といえるのではないでしょうか。

そういう意味では、自民党と共産党は共闘していなかったのではないでしょうか。

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