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出直し選の経過と結果

さて、出直し選挙戦の経過と結果を見てみましょう。

出直し選の経過

出直し選の告示前から、橋下は積極的に動きました。

たとえば、大阪都構想の報道陣向け説明会を開催。

橋下氏、大阪都構想で6時間熱弁 報道各社に説明
朝日新聞デジタル 2014/2/15

6時間と言う長丁場になったのは、<質問が尽きるまで時間無制限>ということでそうなったらしい。

橋下氏、来年4月実現に「こだわり」 都構想質問会で正当性アピール
msn産経ニュース 2014/02/15

<最後は「僕はこれで鬼の首を取ったように『機会を与えて説明はしたつもりだ』って言います」と宣言した。>なんとなく、アリバイ作りみたいな感じですね。

橋下はタウンミーティングも積極的にこなしました。

大阪維新の会ホームページ「大阪都構想について」「タウンミーティング(地域住民との対話集会)」(リンク切れ)より。

現在、大阪維新の会は、代表の橋下徹自らが、大阪府内を駆け回り、タウンミーティング(地域住民との対話集会)を開いております。大阪市、堺市、その他の市町村を合わせ、60数会場を回ります。一箇所1時間半から2時間。もちろん住民の皆さんからの質疑にも応じております。橋下代表は議会や公務の合間に、一日4箇所を回るという強行日程でタウンミーティングを開催し、相当詳細に住民の皆さんに説明しております。
2月は6か所で、3月1日から8日まで13か所。

大阪市長選告示は、2014年3月9日。立候補者は橋下のほかに3人。まあ、橋下の敵ではありません。

選挙公示後の選挙運動期間中の9日から、引き続きタウンミーティング。

22日までに83か所。はじめのうちは公民館などの屋内の会場だったが、おわりのほうは選挙の街頭演説みたいな感じのようです。また、松井幹事長も演説している。

選挙戦中の出来事としては、マック赤坂がからむ、以下の3つか?

公開討論、橋下氏が拒否…他候補の求めに「議論かみ合わなければ申し訳ない」
2014/3/9 msn産経ニュースwest

マック赤坂氏、トラブル後に搬送 橋下氏の演説会場で
2014/3/13 朝日新聞

橋下徹氏憤慨 大阪市長選ドタバタに マック赤坂氏はバニー風衣装
2014/3/22 デイリースポーツ

まあ、こんなのはご愛嬌というか、本筋には関係ない。このわけのわからない選挙にふさわしいエピソードでしょう。

3つ目の記事の終わりのほうに書いてあったが、橋下は、開票後の記者会見を拒否しました。それについては、こちらの記事に詳しい。

【大阪市長選】橋下氏、当選しても会見拒否
スポーツ報知 3月23日(日)7時4分配信

橋下は、出直し選がうまく行かなかったので、マスコミに八つ当たりしています。

それで、開票日当日は、松井一郎氏が会見。

ところが翌日の就任会見はやっているのだから、何のための会見拒否なのか?

出直し選の結果

出直し大阪市長選、橋下氏が当選 投票率は過去最低
2014/3/23 朝日新聞デジタル

3月23日投票の結果は以下の通り。

候補者名得票数得票率
橋下徹377,47287.5%
藤島利久24,0045.6%
マック赤坂18,6184.3%
二野宮茂雄11,2732.6%

予想通り、圧倒的な大差で橋下が再選されました。

(上記朝日新聞の記事より)

投票率は過去最低。投票総数 498,918 有権者数 2,114,978 投票率 23.59%。

投票率の低さもさるところながら、無効 67,506票、うち白票 45,098票。得票数第2位の藤島氏を上回る数字です。投票総数の13.53%を占めるという。

ふと思いついたのですが、藤島氏以下は、得票数が投票総数の10%以下なので、選挙の供託金を没収されています。「無効」さんが立候補していたら、供託金は没収されなかった?

橋下は何と言ったか。

「歴代市長よりも信任された」 橋下市長が就任会見で「得票数の多さ」を繰り返す
2014/3/24 msn産経ニュースwest

たしかに票数では、わずかながら歴代市長を上回っている。

選挙執行年月当選者得票数
平成19年11月平松邦夫367,058
平成17年11月関 淳一278,914
平成15年11月関 淳一368,433

アンチ橋下の小生としては、前夜の会見を拒否して、どういおうかと一晩かけて考え、この言い訳を思いついたのではないか、なんて勘ぐってしまいます。

白票が多かったことについては、

「白票が多かったのはメディアの責任」 橋下市長が就任会見で
2014/3/24 msn産経ニュースwest

だそうです。

小生は、そもそも出直し選なんぞを仕掛けた橋下のせいだと思うんですが。


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