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東京都の尖閣諸島購入問題-はじめに

尖閣諸島問題はすっかり有名になりましたので、いまさら説明の必要はないかとも思いますが、念のため簡単に。

この島については、以前から中国と台湾が領有権を主張してたびたびトラブルになっていました。日中国交正常化の交渉過程で、尖閣諸島問題は棚上げする、という両国の暗黙の了解がなされ、日本政府はその方針で対処してきました。それに逆らって、尖閣諸島の実効支配の強化…平たく言えば、ここは俺たちの土地だぞということを示すために、建造物を建てる、ということですね…を試みてきたのが、石原慎太郎や、一部の右翼などです。

まあ、自民党長期政権においては、政府はおおむねこういう人たちをうまく抑え込んでいた、と言えるでしょう。

ところが、2012年(平成24年)4月16日、石原慎太郎東京都知事は、沖縄県の尖閣諸島を東京都が購入する、と発表したため、外交問題に発展しました。中国としては、石原に尖閣諸島の実効支配の強化をやられてはたまりません。

日中関係を大局的に見れば、こんなことでごたごたするのは馬鹿らしい、と小生は思ったのですが、日本の世論は石原慎太郎を支持したため、大騒ぎとなりました。

それ以降、9月に尖閣諸島の国有化が決まり、中国側の反日デモなどを経て沈静化に向かうまでに「知恵袋」で書いたものを、まとめたのが、以下の評論です。

最初のものは、問題が発生した4月に、次のものは、国有化確定後の9月に、あとの5つは、年が明けて3月になって、それぞれ別々に書かれたものです。後の5つは、一応ひとまとまりのものといえます。


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